いびき
鼻づまりでおおきないびきに
鼻づまりにも色々な原因があります。
肥厚性鼻炎は鼻粘膜の慢性的な炎症により厚くなってしまった状態です。
鼻中隔彎曲症は鼻腔内の骨組みに偏りがある状態です。
慢性副鼻腔炎とそのためにできる鼻茸も鼻詰まりの原因となります。
慢性化した扁桃炎もアデノイド肥大も鼻詰まりを引き起こします。
耳鼻咽喉科の治療が有効です。
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠時に無呼吸状態を繰り返す病気です。
睡眠中に頤舌筋肉が弛緩して気道を閉塞します。
無呼吸と大きないびきを特徴としています。
呼吸補助器具を用いていびきを軽減します。
いびきを改善するために
耳鼻咽喉科で治療をうけ、適正体重を維持するなどの体質改善を行い、いびきをかきやすくなる仰向けの姿勢で寝ないようにしましょう。
抱き枕などを活用して横向きの姿勢を維持しながら寝るといびきが軽減します。
夜の飲酒を控えるのも効果的です。夜寝る前にお酒を飲むと、筋肉が弛みやすくなるからです。寝る前の飲酒を控えることはいびきの予防につながります。
睡眠時無呼吸症候群の呼吸補助器具療法もお忘れなく。
部屋の湿度を保つこともいびきの改善に有効です。
いびきをかく人は口呼吸になっています。
口呼吸はのどを乾燥させます。
ホコリなどの吸入は炎症の原因となります。
炎症によって気道が狭小化します。
いびきが悪化しやすくなります。
部屋の湿度管理はいびきの改善にもつながります。
女性といびき
女性のいびきの場合、10歳以下でのいびきは扁桃腺が大きいことが主な原因です。
小児睡眠時無呼吸症候群の治療は扁桃腺切除術が第一選択です。
扁桃腺は10歳を過ぎると小さくなります。
若いお年頃の女性で笑うと下顎の歯茎が見えてしまうケースに顎の美容整形手術をしたらいびきが消えて睡眠時無呼吸症候群も改善するという報告がなされています。
更年期になり女性ホルモンが少なくなると睡眠呼吸障害が現れてきます。
女性ホルモンと睡眠時無呼吸症候群の関連理由は未解明です。
60歳を過ぎるとどなたも普通にいびきをかきます。
いびきは生理現象で病気とは言えません。
いびきを指摘されると自己イメージが保てなくなり精神的に混乱してしまいます。
指摘されたことがどの程度のものなのかを判断するためには客観的なデータが必要です。
往々にして睡眠障害を抱えている人がいびきの改善を求めてくる。
改善目標について話し合う余地がある。