むずむず脚症候群(レストレッグス症候群)
静かにしていると足や手に不快感が生じてしまう病気をむずむず脚症候群と呼んでいます。
ムズムズする、虫が這う、ズキズキする、水が流れる、火照るなどと表現されることがあります。
気持ちが悪くて眠れなくなる疾患です。
我が国では1~4%の方にみられ、男性に比べ女性に多い(1:1.5)とされています。
日中でも映画館、飛行機や車内などでもおこります。
症状がある程度強くて週2回以上おこる場合は薬物療法の適応となります。
睡眠関連こむら返り
こむら返りで目が覚めてしまうと絶望的な気分に襲われます。
末梢の血管の障害、腰痛症(腰部脊柱管狭窄症、神経根障害)、電解質の異常、脱水、甲状腺の疾患、糖尿病、妊娠などが原因としてあげられています。
水分・塩分の補給が必要です。
芍薬甘草湯で急場をしのがれている方も多いと思います。
睡眠関連歯ぎしり
睡眠中の歯ぎしりにより覚醒を伴うものであり、睡眠の分断が生じ、また歯が異常に磨耗し歯痛、下顎の筋肉痛や頭痛が生じます。日中の倦怠感の原因となります。
歯ぎしりに気が付いていないことも多々あります。
歯科で治療を受けてください。
口腔内装置や、薬物療法が有効です。
周期性四肢運動異常症
睡眠中に周期的な下肢の筋肉収縮がおきます。
母趾の背屈に足関節や膝関節の屈曲を伴います。
薬物療法を必要とするケースもあります。