OSAS:閉塞型睡眠時無呼吸症候群とは
閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS) とは、上気道の閉塞によっておこる無呼吸・低呼吸状態になる症状のことで、睡眠時無呼吸症候群の原因の95%を占ています。
閉塞の原因
1.肥満(形態的異常)
「太っている」ということは、外見的な問題だけではなく、脂肪が多いことにより体の様々な部位に負担をかけ、恐ろしい病気を引き起こす原因となります。
- 上気道軟部組織への脂肪沈着
- 鼻疾患(鼻中隔湾曲症)
- 偏桃肥大
- アデノイド
- 巨舌症
- 小顎症
2.機能的異常
上気道筋の活動度の低下などがあります。
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の症状・徴候
- いびき
- 起床時の頭痛
- インポテンツ
- 日中の傾眠
- 幻覚 自動症
- 断眠(脳波上)
- 知性の低下
- 呼吸困難(とくに労作時)
- 肥満
- 性格の変化
- 不眠症
- 不整脈
- 肺高血圧症(肺性心)
- 多血症
- 高血圧
- 浮腫
閉塞型睡眠時無呼吸症候群の合併症
脳血管障害
OSASは、脳血管障害のリスクを 高めると言われ、健康な人と比較して、10.8倍も危険性が増すと言われている。