朝 起きられません!対策は?
朝つらい思いをしている人はとても多いのです。
- 朝起きることが苦手だ。
- 会社に遅刻してしまう。
- 学校に行けない。
- まわりからは 甘えているのだと陰口を言われる。
- 自分では原因と対処法が分からなくて、気分が滅入っている。
朝起きられない理由を考えてみましょう。
関連している病気の特徴を抑えましょう。
ポイント
- 睡眠時間が足りているか、
- 睡眠・覚醒のリズムリズムが整っているか、
- 睡眠の質に異常はないか
睡眠不足
睡眠時間が短い生活を送っていると起床困難になりやすいものです。
夜遅い時間に寝ると、翌朝は深い眠りの中にいて目覚まし時計に反応できません。
低血圧
低血圧のために朝が苦手で午前の仕事は捗らないという人がいます。
100mmHg以下の収縮期血圧が目安となります。
普段から疲れやすく、食欲がなく、立ちくらみになりやすいのが特徴です。
起立性調節障害
小学校の高学年から中学校の思春期の子どもに好発します。
立ち上がったときに血圧が上がらない、動悸、頭痛、頭がふらふらする、立ちくらみなどの症状が出ます。
朝起きられないので不登校になる割合が多いことも知られています。
睡眠相後退症候群
就寝と起床時間のリズムが後退します。
病状がひどくなると、昼夜逆転の生活リズムになります。
過眠症
ロングスリーパーは睡眠不足になりがちです。
薬の副作用
長時間作用型の睡眠薬は 起床時の眠気、疲労感などの副作用が出ることがあります。
ストレス
過度の負担は睡眠障害のもとになります。
夜遅くまで寝付けない、眠りが浅いため、朝起きられず、目覚めが悪くなります。
適応障害と呼ばれる病気で、抑うつ、不眠、起床困難、やる気が出ない症状が出現します。
うつ病
うつ病では朝起きたあとに気力がわかず再び寝込んでしまうこともあります。
専門医の指導が必要です。
冬季うつ病
冬期になると日照時間が短くなることが影響して、冬季うつ病を発症する人もいます。
季節性感情障害に分類されています。
冬は眠くて朝起きれない症状が出現します。
光療法を行うと、うつ症状が軽減します。
朝起きられない症状の対策
- 規則正しい生活リズムを保つことがポイントです。
- 睡眠不足、夜更かしをさけてください。
- 寝る前にブルーライトを浴びると、体内時計に影響します。
- 夜遅い時間のスマホ操作を控えましょう。
- 睡眠日誌にあなたの睡眠の覚醒パターンを記録してみてください。
- 意外なことに気が付くことがあります。
- 消化・吸収は睡眠・覚醒のリズムに影響します。
- 1日3回の食事をとりバランスよく身体を動かしましょう。
- 有酸素運動は睡眠の質を高める効果があります。
対策は朝つらい状況を把握することから始まります。